マーケティングの意味と、究極のゴール
マーケティングの意味は、
広辞苑 第七版によると、マーケティングとは「商品を大量かつ効率的に売るために行う、市場調査・広告宣伝・販売促進などの企業の諸活動」とあります。
具体的に、マーケティングの業務は、大きく3つあります。
- 売上を伸ばすため、新しい商品・サービスを企画する
- 商品化するため、どういった人にニーズがあるのかを市場調査する
- 販売に向けて営業戦略やプロモーションのやり方を検討する
マーケティングは、②の市場調査のことと理解されることが多いですが、商品の企画、集客、売上までトータルで業務を行います。
ビジネスの90%を網羅しているので、マーケティングを学ぶと、必然的にビジネスに強くなります。
そして、
営業活動をせずに物が売れることが、マーケティングの究極のゴールです。
これは、マーケティングの神様と呼ばれるドラッガーが言っている言葉です。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。
営業せずに売り上げをあげることなんて、本当に出来るのか。
広告営業を20年以上やってきた私からすると、これは理想です。
その理由を説明します。
営業せずに商品が売れるパタン2つ
そのパタンは2つあります。
- もともと欲しいと思っている人を見つけてきて、商品を届ける
- 興味はあるが、まだ欲しいと思っていない人に、欲しくなるような情報を届け、教育する
上記の①②手法にwebを使ったのが、webマーケティングです。
もともと欲しいと思っている人は、Googleやyahoo、SNSで検索している人です。
webで検索している人は、すでに欲しいもの、解決したい問題があります。
検索している人、つまり、もともと欲しいと思っている人を見つけ、その人に商品を届けることができれば、自然とものが売れる状態になります。
なので、営業活動がいらなくります。
先にも述べた通り、これが、webマーケティングの究極のゴールです。
2つ目の、興味はあるが、まだ欲しいと思っていない人に、webを使って、欲しくなるような情報届け、教育します。
見込み客に育てる、というイメージです。
興味はあるが、買うまではいっていない、という人たちが、とても多いです。
その人たちの買わない理由がわかれば、教育をすることは簡単です。
欲しくなって、具体的行動するまでの促しができるようになります。
次の章で、詳しく見ていきましょう。
買わない理由2つ
興味はあるけれど、買わない理由は、
必要性と緊急性がないからです。この2つがそろわないと、人は購入しません。
必要性は簡単にイメージできると思います。必要だな、欲しいな、と思うから買います。
でも必要で欲しいものをすべて買うわけではないですよね。そんなことをしたら、みんな破産してしうので、そこに対して、ブレーキがかかります。
ブレーキがかかっているので、簡単には買わないわけです。
このブレーキを取り払うのが、緊急性です。
買わないとマズい!という状況になると、人は絶対に買います。
例えば、朝起きたら歯が痛い、どうにかしたい!となれば、自分が通院できる時間をネットで調べて、躊躇せずに歯医者に予約を入れると思います。
これは、必要性と緊急性がそろって、行動を促されている例です。
予防のために歯医者に定期的に通う必要性はわかっていても、歯が痛くなければ、歯医者に行かない人は多いです。ここでは、歯が痛い!ということが緊急性になっています。
ビジネスの場でも、必要性と緊急性の両方を届けることはとても重要です。
売れないと悩む営業マンは、必要性ばかりを伝えている場合が多いです。
私の経験からも、絶対に成約したい、成約しないとまずい、と追い込まれた時ほど、必要性ばかりを力説し、成約しない場合が多いです。
なぜ緊急性がないと買わないのか
結論は、
人間には、ホメオスタシスという性質があるからです。
ホメオスタシスとは、恒常性という意味で、現状維持をしようとする性質のことです。
行動した方が明らかに人生が良くなるのに、ホメオシスタシスのせいで行動をためらいます。
例えば、
ダイエットして痩せたい!と思って、運動や食事制限すれば痩せるのはわかっているのに、ホメオスタシスのせいで、食べまくっている自分を現状維持しようします。
これはホメオスタシスのせいで、痩せるという行動に変えられない例です。
人は購買する時、持っていない状態から、持っている状態に変えようとします。この、変えようとするとき、ホメオシスタシスのせいで変えない人がとても多いです。
そして、ホメオスタシスを取り払うの方法が、緊急性です。
webマーケティングでは、もともと欲しいと思っている人をwebで見つけてきて、必要性と緊急性の両方を届けて教育することが重要です。
webマーケティングの9つの手法
webマーケティングの具体的な手法か下記の9つがあります。
先に書いた通り、インターネットの普及により、多くの人が、欲しいものを調べるとき、Googleやyahooで検索したり、YouTube、Twitter、インスタなどのSNSを参考にするようになりました。
それに伴い、webマーケティングの種類も増え、需要は拡大しています。
- SEO(検索エンジン最適化)
- リスティング広告
- バナー広告
- アドネットワーク広告
- アフィリエイト広告
- リターゲティング広告
- SNS広告
- メールマガジン
- SNS
まとめ
今回のテーマをまとめます。
- マーケティングとは何か
- 営業活動しなくても物が売れる理由
- なぜ営業活動をしなくても売れるのか
- 人がものを買うときの心理-必要性と緊急性-
- ホメオスタシスが人に及ぼす影響
- webマーケティングの必要性
- 具体的なwebマーケティングの手法とそのメリット
webを通じて、個人で問題解決の情報を得ることができるようになった今、単純に広告を売って物が売れる時代ではなくなりました。
マーケティングの基礎を理解し、webマーケティングの手法を使うことができれば、自然と物が売れる状態を作ることができます。
そのメリットを理解し、webマーケティングのスキルを身に付け、ビジネスの場で必要とされる人材になりましょう。
ではでは~