Webマーケティングを学んでいくと、CV.CPR.CTRなど、英表記の専門用語がたくさん出てきます。取引先やクライアントの打ち合わせの最中、次から次に意味のわからない横文字が出てくる。。そんなことを考えると、軽くパニックになりますよね。
相手はあなたをWebのプロとして見ていますから、迂闊に意味を聞き返す、なんてできません。
今回は、そんなWeb初心者の方が、まずは覚えておきたい基礎用語20個をリストアップしてお伝えします。
この単語がわからない!という時も、この記事を参考書がわりにぜひご活用ください。
後半では、Web超初心者の方向けに、今さら聞けない!インターネット用語についても書いています。
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
- Webマーケティング基礎用語20選
- 指標
- PV(Page View/ページビュー)
- セッション数
- UU(Unique User/ユニークユーザー)
- IMP(Impression/インプ)
- CTR(Click Through Rate/シ―ティーアール)
- CPC(シーピーシー)
- CV(Conversion/コンバージョン)
- CVR(Conversion Rate/シーブイアール)
- CPA(Cost Per Action/シーピーエー)
- ROAS(Return On Advertising Spend/ロアス)
- ROI(Return On Investment/ロイ)
- ARPU(Average Revenue Per User/アープ)
- リファラー
- LP(Landing Page/エルピー)
- 流入経路
- LPO(Landing Page Optimization/エルピーオー)
- 直帰率
- 離脱率
- アクセス解析ツール
- 【今さら聞けない】インターネットの基礎用語4選
- まとめ
Webマーケティング基礎用語20選
指標
判断や分析する際の基準となる要素のことで、webマーケティングにおいては、広告の効果を判断・分析するために必要な要素となります。
PV(Page View/ページビュー)
Webページにアクセスされた回数。どのページが多く読まれていて、どのページが人気がないのかを把握でき、分析の際の指標になります。
計算式は「サイト訪問者数×閲覧ページ数」です。
1人のユーザーが、1ページ目、2ページ目、3ページ目とwebサイトを訪れた場合、PV数は3となります。3人のユーザーが1ページを閲覧した場合も同じく、3PVです。
PV数の高いWebサイトほど、人気が高いと言えます。
セッション数
ユーザー1人がWebサイトに訪問してからそのサイトを離脱するまでの一連の流れを1セッションとした、訪問数を指します。
例えば、1日に1人のユーザーが一定の時間を空けて昼と夜に訪問した場合、セッション数は2になります。
計算式は「webサイト全体のPV」÷「セッション数」です。
1セッションあたりの平均PVが算出され、回遊性を知ることが可能です。回遊とは、webサイト内でのユーザーの移動のことで、Webサイトに流入してから離脱するまでにwebページをいくつ閲覧されたか、どのくらい滞在していたかを判断できます。
UU(Unique User/ユニークユーザー)
1日・1週間・1か月など、一定期間内にWebサイトを訪れたユーザーの数を指します。一人のユーザーが同じ端末(デバイス)で同じサイトに何回訪れようと何ページ閲覧しようとも、ユニーク数は1となり、2人のユーザーがサイトへアクセスしていればユニークユーザー数は2となります。1人のユーザーが複数同じwebサイトを何回訪問してもカウントされません。同じ場合、PVでは訪問回数ごとにカウントされます。
ユニークユーザー数を見ることで、そのwebサイトが純粋に何人に見られているか、ファンの人数の増減がわかります。
PVに対してUUが極端に少ない場合は、PVの割に、webサイト内のページを閲覧しているユーザーが少ないと言えます。
PVの値だけで判断するのは注意が必要です。サイト自体が飽きられているか、商品やサービス自体を改善しなければならないという分析となります。
IMP(Impression/インプ)
広告がWeb上に表示された回数をインプレッション数と言います。
1インプレッション=広告が1回表示されたことで、インプレッションが少ないと、そもそも広告がクリックされる確率は低くなります。実施している広告のインプレッションが少ない場合は、広告の種類や文言を変えるなどの改善の余地があります。
CTR(Click Through Rate/シ―ティーアール)
クリック率のことでを指します。表示回数(IMP数)に対してクリックされた割合を指します。
計算式は「クリック数÷imp数」です。
CPC(シーピーシー)
CPCとはCost Per Clickの頭文字を取った言葉で、Web広告を表記して、1クリックを獲得するためにかかったクリック単価を指します。
計算式は「費用(コスト)÷クリック数」です。
CV(Conversion/コンバージョン)
ECサイトでの商品購入や、WebサイトからのLINE公式アカウント登録など、Web広告における最終的な成果のことを指します。
CVR(Conversion Rate/シーブイアール)
Web広告からWebサイトに流入した人がコンバージョンした割合を言います。つまり、コンバージョン率のことです。
計算式は「コンバージョン数÷クリック数(Webサイト訪問数)」です。
CPA(Cost Per Action/シーピーエー)
Web広告の1コンバージョンを獲得するためにかかった単価を指します。
計算式は「費用(コスト)÷コンバージョン数」です。
ROAS(Return On Advertising Spend/ロアス)
広告費に対して獲得した売上金額ことを指します。費用対効果とも表現されます。
計算式は「売上金額÷コスト×100%」です。
例)売上100万に対して広告費10万の場合
ROAS=100万÷10万×100=1,000%
広告費に対して、1,000%、つまり、10倍の売上を獲得できた
ROI(Return On Investment/ロイ)
広告費に対する利益率を指すため日本語では投資収益率とも表現されます。ROASが売上金額を指すのに対して、ROIは利益を指します。
計算式は「(コンバージョン数×平均単価-コスト)÷広告費×100%」です。
例)単価1,000円の商品を1,000個販売し、売上100万、広告費は10万だった場合
ROI=(1,000個×1,000円-10万)÷10万×100%=900%
広告費用に対して900%、つまり、9倍の利益を獲得できた
混同しやすい!ROASとROIの違い
- ROAS:広告費に対する売上の割合
- ROI:広告費に対する利益の割合
ARPU(Average Revenue Per User/アープ)
ユーザー1人あたりの平均売上金額のことです。
計算式は、「売上」÷「ユーザー数」で求められ、売上に貢献していないユーザーも含めて計算されます。
リファラー
Webサイトに訪れるきっかけとなったリンク元のWebサイトのことです。
LP(Landing Page/エルピー)
自然検索や広告を見たユーザーがWebサイトで最初に訪問するページです。
Webマーケティングでは、サイト訪問者の購入アクションを誘導することに特化したページのことを指します。
LPの特徴
- 縦長の1ページ
- デザインが自由、派手なものが多い(チラシのようなデザイン)
- ページの上から下まで、構成に一定の傾向がある
- Web広告とセットで活用することが多い
- ユーザーに起こしてほしいアクションが明確
↑LPイメージ
流入経路
ユーザーがLPに流入した経路を指します。
LPO(Landing Page Optimization/エルピーオー)
よりコンバージョン率を高めるためにLPを最適化することを指します。
直帰率
Webサイトに訪れたユーザーが、他のページを閲覧せずにそのサイトから離脱(退出)する割合のことを言います。
直帰率が高い場合、LPに求めている情報がない、逆に、LPで得た情報に満足して離脱(退出)したなど、さまざまなパターンが考えられます。
離脱率
Webサイトに訪れてそれぞれのページを閲覧したユーザーが、Webサイトから離脱(退出)したページの割合のことです。
例えば、離脱率がLPでの申し込みフォームでの高い場合、ユーザーにとってフォームの入力項目が多いなどの難点があるのかもしれません。
ユーザーの動向を知ることが可能で、webサイトの改善に役立つ指標となります。
アクセス解析ツール
Web広告の費用対効果の計測やユーザー情報の分析、コンバージョン分析などができるツールです。
Googleが提供する「Google Analytics」「Googleサーチコンソール」などが有名です。
【今さら聞けない】インターネットの基礎用語4選
インターネットブラウザ
インターネットを通してWebサイトを閲覧するためのソフトウェアのことです。代表的なものでは、Internet Explorer(略してIE)、Google Chrome(通称クローム)、Mozilla Firefox(通称ファイアーフォックス)などが有名です。
Webサーバー
ブラウザからのリクエストに応じて、文書や画像などのホームページの情報をインターネットブラウザに送信する役目を持つものです。ホームページを表示させるために必要となり、さくらインターネットなどからレンタルして利用することが一般的です。
ディレクトリ
いわゆる住所のこと。わかりやすく言うとファイルの入れ物。PCのシステムにおいて、ファイルをグループ化するための収納ケースと覚えてください。
HTTP
HyperText Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファ・プロトコル)の略。プロトコルとは通信規約という意味。WebサイトのURLがhttpから始まる理由は、HTTPというルールに従って作成したということを表すためです。
まとめ
今回はWebの仕事でよく使う用語を初心者用にまとめました。
webマーケティング用語を正しく理解することで、よりよい施策ができるようになります。
自分で何度も読んだり調べたりすることで、理解を深められると思います。
ぜひブックマークして繰り返し見ていただけると嬉しいです。
ではではー。