この記事では、投資先として米国株がおススメされる理由について書きたいと思います。
「投資の神」と呼ばれるウォーレンバフェット氏も、奥さんに、「私が死んだら米国株S&P500に投資を続けなさい」と言っているくらい、米国株への投資を勧めています。
今回の記事を読むことで、誰かの受け売りや、有名な金融系インフルエンサーの盲信ではなく、自分の頭で考えて、以下のことができるようになります。
- 暴落のときに仕事も手につかない!や、焦って売ってしまうことが無くなる
- 投資で資産形成するためのイロハがわかる
- 株の上げ下げに振り回されないメンタルを保つことができるようになる
投資初心者の方にとっては、これから長期で資産運用を続けていくうえで、参考になる内容だとと思います。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
投資先として米国株がおすすめな理由
アメリカが投資先として人気があるのは、世界中の人がアメリカの経済成長に期待しているからです。
その主な理由は、以下の5つです。
- 世界的に利用されている有名な企業が多い
- 株主を重視し、利益還元意識が強い
- 労働人口が増加している
- 金融法制が整備されている
- 米国株は1株から購入できる
世界的に利用されている有名な企業が多い
米国の企業には日本でも有名で優良な企業が多いです。実際、私たち日本人が生活する上でも、iPhoneを使い、マクドナルドを食べ、Amazonプライムで映画を観て、Windowsのパソコンを使って仕事をするというように、米国企業の商品は日常生活に必要不可欠になっています。
このように、米国の企業は世界的にその製品が利用されている有名な企業が多く、世界人口が増加が続くとみられている現在、米国も発展し続けると言えます。
もちろん、全てのアメリカの全ての企業が優良だと言うことではありません。その中で、米国の財務が優良な企業トップ500からなる指数であるS&P500は、定期的に財務状況を確認され、新陳代謝を繰り返しています。その証拠にこの指数が始まった1957年当初からの企業は1社もありません。
常に採点されている、という緊張感が、アメリカの経済成長の要因です。
以下の表でも、時価総額のトップ企業のほとんどがアメリカだとわかります。
株主を重視した経営で株主へ利益還元意識が強い
日本に比べて投資家の目が、より厳しい米国で信頼を勝ち取っていくために株主還元意識が強いことが米国の特徴です。
会社は利益を出して、株主に配当金を還元して、更に多くの株を買って貰おう、という意識が強いのです。
自社の株を買ってくれる投資家が多いほど、時価総額があがり、会社が発展するために使える資金が多くなり、結果その会社はますます発展することにつながります。
労働人口が増加している
2023年の米国の人口は3億4000万人、2050年には、3億7500万人まで増えると予想されています。
増加の世代が、15歳以上65歳未満の生産年齢であることも、経済成長発展の大きな要因です。消費意欲の大きい世代の人口が増えることは、経済成長につながります。
また、アメリカでは毎年100万人前後の移民を受け入れています。 これまでにアメリカに流入した移民の合計は、5,000万人を超えました。 治安維持の問題も一方でありますが、こうした移民の存在が、アメリカの人口を増加させているのです。
金融法制が整備されている
自分が投資したり、預金した資産が適正に扱われることは、資産運用するうえで大前提となります。
当たり前のことのようですが、例えば、アフリカは人口増加していますが、金融の法整備が整っておらず、不正が蔓延しています。
その点、米国は金融法制が整備されており、投資しやすい環境だと言えます。
米国の金融法制の一例
- 企業が資金流量などの不正をしにくくする仕組みがある
- インサイダー取引の不正を禁止する仕組み
- 企業から投資家への情報開示がなされる
米国株は1株から購入できる
「株を買う」というと高額なイメージがありますが、米国株は1株から購入できます。
例えば1株100ドルの株価があるとして、日本円で約1,300円から購入できます。(1ドル130円で算出)。
一方で日本株は最低100株からの購入と決められており、10万単位での購入が基本となります。(一部証券会社では1株購入可能なシステムあり)
少額投資から始めたいという初心者の方には、米国株はおすすめです。
まとめ
今回は、投資先として米国株がおすすめされる理由について書きました。
下の表は過去1990年から2020年、30年の日本の東証株価指数と、アメリカのS&P500に連動した株価指数を比べたものです。
日本株(東証株価指数)はバブル崩壊などにより長期に低迷した一方、米国株(S&P500)は2008年リーマンショックなどの世界金融危機などで一時的に下落しても、その都度高値更新を繰り返して9倍以上も価値を高めてきました。米国企業はさまざまな経済的ショックを乗り越えて、長期的には最高益を更新し続けてきました。
2020年のコロナショック後も米国は驚異の速さで、株価を戻しました。コロナ後の株価回復が好調でしたが、2022年は年初来20%下落していますがが、相変わらずの人気です。
その理由が、今回書いた5つの要因によるものです。
- 世界的に利用されている有名な企業が多い
- 株主を重視し、利益還元意識が強い
- 労働人口が増加している
- 金融法制が整備されている
- 米国株は1株から購入できる
米国株が人気の理由を理解することで、自分の資産を拡大するための投資手法に自信が持て、株価が下落してもパニック売りが避けられるようになるはずです
今後の資産運用においてアメリカは欠かせない存在です。
今回の記事を参考に、アメリカの経済成長、アメリカが世界に与える影響について調べてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。