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インデックス投資とは?メリット・デメリットを投資初心者に分かりやすく解説

インデックス投資は、投資初心者におすすめの金融商品として人気ですが、「そもそも指数って何?」「インデックス投資とは何?」「何を買えばいいの?」と悩む人も多いはずです。

そこで今回はインデックス投資の基礎知識、インデックスファンドに投資する際に参考にしてほしい人気商品の紹介まで、投資初心者のために、分かりやすく解説します。

この記事で分かること

  • インデックス投資とは
  • インデックス投資のメリット・デメリット
  • 人気のインデックスファンドTOP5
  • 投資初心者におすすめの口座開設の証券会社

インデックス投資とは

インデックス投資とは、株価指数の値動きと連動した運用成果を目指す投資スタイルのことを指します。

株価指数とは、インデックスとも言われ、株価の全体的な推移を示すためにさまざまな銘柄の動きを総合的に示す指数のことです。多くの会社の平均点、と考えるとわかりやすいかもしれません。

インデックス投資は、テストで100点目指すのではなく、平均点を目指すものの、20年後、結果として120点取れた!というイメージです。

代表的なインデックスは以下のものがあります。

アメリカの代表的なインデックス(株価指数)

  • S&P500→アメリカの代表的な500銘柄の時価総額をもとに算出
  • NYダウ(ダウ工業株30種平均)→ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している米国の代表的な30銘柄をもとに算出

日本の代表的なインデックス(株価指数)

  • 日経平均株価(日経225)→日本の代表的な225社の平均株価
  • 東証株価指数TOPIX→東証一部に上場する全銘柄の時価総額をもとに算出

なぜインデックスと同じ値動きをすることを目指すのでしょうか?

多くのインデックスが長期目線で見ると上昇し続けており、インデックスに連動させておくだけで儲かるからです。

下の画像は米国株のインデックスの一つ「NYダウ」の、2002年以降の変動を示したチャートです。

 

この図から、2年程度の短期的に下落する部分はあるものの、20年の長期で見ると、指数全体が右肩上がりで成長していることがわかります。

2008年9月のリーマンショックの時に2009年まで暴落していた株価は、その後は短期に上下を繰り返しながら右肩上がりに成長しています。

このようにインデックス投資は、個別株の成長予想をあれこれ吟味してタイミングを見なくても、ただインデックスに連動させるだけで儲かる可能性が高く、シンプルで初心者でも取り組みやすい投資方法なのです。

お笑い芸人として有名な厚切りジェイソンさんもインデックス投資でお金を増やしたことで注目を浴びています。

ちなみに、インデックス投資と比べられる手法として、「アクティブ投資」があります。アクティブ運用は、株価指数と連動した成果を目指すのではなく、ファンドマネージャーが成長性が高いと見込まれる銘柄を個別に選んで運用していく方法で、インデックス=指数よりも上回る成果を目指します。

ただ、長期で見ると、アクティブ運用は、インデックス投資には勝てない、という結果が出ています。

長期運用では、インデックス投資がおすすめです。この事実も覚えておきましょう。

インデックス投資のメリット

インデックス投資の主なメリットは以下の4点が挙げられます。

  1. 手数料が安い
  2. 値動きがわかりやすい
  3. 投資知識がなくても始めやすい
  4. 運用成績が良い
  5. 分散投資ができる

投資手数料が安い

投資信託を購入するときににかかる手数料は「購入時手数料」「信託報酬」等がありますが、中でも信託報酬は保有中ずっと支払う必要があるため負担が大きいです。

しかしインデックスファンドは、この信託指数が安くなります。なぜなら、自動的に連動するように作られているため、購入銘柄を決めるファンドマネージャーへの報酬コストがかかりません。

ファンドマネージャーとは、投資信託の運用を行う専門家のことで、運用会社に所属して業務を行います。 彼らは、市場や銘柄の分析、選定、組み入れ比率や売買のタイミングを検討し、投資家から預かった資産を運用します。

尚、インデックス投資の手数料はおおよそ0.015%~0.14%の間です。

値動きがわかりやすい

大多数のインデックスファンドは対象の指数とほぼ同様の値動きをするため、価格の変動が分かりやすいのが特徴です。

例えば日経平均やNYダウといった有名な指数なら、この指数に連動するインデックスファンドに投資していれば、値動きの傾向もつかみやすいです。これらの株価は毎日のニュースの最後に読み上げますし、動向がわかります。

これに比べて、個別株では 日々の値動きにが読めません。投資している会社に何か不祥事があったときや、大きな打撃を受けた時は暴落するリスクがあります。

投資知識がなくても始めやすい

インデックスファンドは1つの商品を購入するだけで、手軽に分散投資をすることが可能です。

例えばS&P500指数に連動するインデックスファンドに投資すれば、アメリカの主要500企業に投資するのと同じ効果があります。

1つの個別株に投資する場合は、多くの銘柄から今後伸びそうな銘柄を選ぶのに、分析する投資の知識習得が必要です。

インデックスファンドを利用すれば事前に複雑な投資知識がなくても、多くの会社の平均点を狙って気軽に投資を始められます。

ただ、 投資して放置するだけでいいとは限りません。自分が何に投資しているのか、全世界なのかアメリカなのか、株式と債権の割合など、基本的なことは抑えておく必要はあります。

運用成績が良い

インデックスファンドは実績ベースで見ると、多くのアクティブファンドよりも高い運用成績を残しています。

MSCI ACWI調べによると、インデックス投資は過去30年で7倍にも増えています。平均点に投資しているのに、7倍に増えているのは、すばらしい結果です。

ちなみに、アクティブ運用ならばもっと良い結果なのでは?と思う方もいると思いますが、S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズによる2016年の調査では、米国の大型株アクティブ運用ファンドは10年間で85%が指数を下回ったと明らかになりました。
有名投資家のウォーレン・バフェットも、個人投資家はインデックスファンドに投資すべきと言っています。

アクティブファンドは高い成果を狙える可能性がある一方、運用成果はファンドマネージャーの能力に左右されやすいのがリスクです。

そのため、指数を大きく上回るファンドもあれば大きく下回ってしまうファンドもあります。
投資初心者は、インデックスを上回り続けるアクティブファンドを探すことに時間をかけるより、まずはインデックスファンドを購入した方が早期に資産形成を始められるでしょう。

以上のことから、インデックス投資は初心者におすすめの投資方法です。

前述した代表的なのインデックスは長期目線で見ると成長を続けおり、個別株と違って銘柄を吟味しなくても、その指標と同じ値動きを示すインデックスに投資する、「インデックス投資」であれば、長期的にみると資産が増えることになります。

分散投資ができる

インデックスファンドの投資信託を買うことを、インデックス投資言いますが、投資信託とは、いろいろな株や債権等の投資商品が袋詰めになったパックと考えてください。

例えば、インデックスファンドのひとつ、eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーは、 日本を含めた先進国23カ国と、新興国26カ国、また世界の株式約3000銘柄に幅広く分散投資ができるファンドです。

分散投資が聞いていますが アメリカが半数以上を占めているのはそれだけ世界的に見て、アメリカの株式市場の規模が大きことを示しています。

ひとつの国、ひとつの商品だけを買うことはうまく行けば当たりますが、損失も大きいハイリスクなものです。分散投資をすることで、リスクを抑えることができます。

インデックス投資のデメリット2つ

インデックス投資のデメリットは主に以下の2つです。

  1. ハイリターンは望めない
  2. 元本割れのリスクがある

ハイリターンは望めない

インデックス投資は、分散投資で平均点をとる手法なので一攫千金は狙いづらいです。 例えば年利回り5万円の投資信託に1万円インデックス投資したとして、1年後は500円増えている程度です。

あくまでも、インデックス投資は、20年から30年の長期で運用することで、複利効果を最大限に得る投資方法であって、短期で2から3倍に資産を増やせる投資方法ではありません。

また、長期運用なので、インデックス投資と言っても、相場が悪い時期はあります。実際、ITバブルやリーマンショックがあった 2000年から2009年の間は株価は増えませんでした。長期運用は、このような低迷する相場でも、将来は成長することを信じてコツコツと積立る忍耐が必要です。

元本割れのリスクがある

個別株ほどではないにしても、 投資である以上、短期で見れば元本割れのリスクはあります。しかし前章でも述べた通り 長期でコツコツと積み立てることで そのリスクを補うことができます。狼狽売りをしないことが鉄則です。

人気のインデックスファンドTOP5

それでは実際何に投資するのがおすすめなのか人気のインデックスファンド5つご紹介します。

1位 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

2 位 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

3 位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(SBI・V・S&P500)

4 位 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)

5位 たわらノーロード先進国株式

インデックスファンドの購入におおすめ証券会社

インデックス投資を始めるには、証券口座を作る必要があります。

銀行や郵便で作ることもできますが、手数料等のコストを考えると、ネット証券をおすすめします。

初心者に人気なのが、楽天証券と、SBI証券です。どちらも、厳選された国内外の投資信託を購入できます。

①楽天証券

  • 楽天ポイントで投資可能
  • 楽天経済圏をフル活用し、お得に資産運用できる。

②SBI証券

  • ネット証券最大手、国内株式個人取引シェアNo.1。
  • 国内外の個別株から話題のインデックスファンド、ETFまで幅広く投資可能

まとめ

インデックス投資は、今後も成長が期待できる市場への投資することが基本です。

日経平均株価はここ30年成長しておらず、全世界株式は細かい上下を繰り返しながらも右肩上がりです。その理由は、日本の人口減少などが影響しています。

それに比べて、米国株式インデックスは、世界的に有名なGoogleやアマゾンなどの企業を有していますので、期待値が高いと言えます。

世界情勢や日本全体の景気などを考慮して、これから 成長が期待できるファンドに投資しましょう。

また、インデックスファンドはNISAでも選べるので、証券口座と同時にNISA口座を開設するのがおすすめです。

2024年から新NISAも始まります。今のうちから、証券口座を開設しておくことをおすすめします。

ではではー。