webマーケティング

【web広告とは?】メリット・デメリットを解説

web広告の市場は年々拡大しており、現代においてなくてはならないマーケティング施策の一つです。

電通の調査によると、現在、国内におけるインターネット広告はテレビ、新聞、雑誌、ラジオの4マス広告の広告費を上回っています。

今や広告媒体の主流は、従来の4マス広告からweb広告へと変わっています。

この記事では、web広告とはそもそも何なのかを知るため、web広告のメリットデメリットについて解説します。

web広告とは

web広告とは、インターネット上の様々な場所に配信される広告のことです。

GoogleやYahoo!の検索エンジンのページ、webサイト、SNSやYouTubeなど、インターネットを利用すると閲覧できるあらゆる場面で、広告が配信されています。

スマホの普及により、多くの世代でインターネットを閲覧できる環境であることと、コロナ禍によるオンラインシフトへの後押しもあって、web広告の市場は大きくなっています。

web広告のメリット5つ

それでは、web広告の市場が大きくなっている背景についてみていきましょう。

web広告には、以下の5つのメリットがあります。

1.少ない費用から始められる

新聞広告やテレビCMといった従来のマス広告は、不特定多数にリーチすることを前提としているため、出稿するだけで多額の費用が掛かりました。逆に少額だとその分効果も見込めませんでした。

web広告は、掲載した広告に対して、クリックされたり、LINE公式アカウントなどへの登録など、何らかのリアクションがあったときに初めて広告費がかかる課金方式が利用できます。

数百円から始められ、上限額が設定できます。上限額に達したときに自動的に広告の配信が停止されるため、予算状況に合わせて出稿することができます。

2.ターゲットを細かく設定できる

最大のメリットとも言えるのがターゲットを細かく設定して広告を配信できる点です。

年齢や性別、居住地域といった基本的なデータの他、興味関心やインターネットの検索・閲覧履歴といった行動データなどから分類し、ターゲティングを行うことができるため、商品を推したい条件に当てはまるユーザーにだけに絞って広告を配信することができます。

つまり、全く興味ない人に無駄に広告が流れることが避けられ、広告の無駄打ちをしなくて済みます。

特にSNS広告では、ユーザーの職種や出身校、家族構成など、より個人的な特性に応じた広告を配信することができます。

3.効果測定が明確

広告表示回数、クリック数、広告主にとって成果とみなされる何らかのリアクションをした数(コンバージョン数)など、明確なデータが得られるため、それらの数字をもとに、質の高い効果測定ができます。

収集したデータを用いて広告の効果測定、さらには次回施策のための改善を行うことができるため、リアルタイムで改善のサイクルを回すことが可能です。

4.広告内容やターゲットの変更が可能

広告の出稿期間中であっても、広告効果の結果によって、広告の内容や配信時間、ターゲット設定を変更することができます。

こうした変更は管理画面でいつでも行えるため、ユーザーの反応を見ながら、柔軟な対応が可能となります。

5.有名メディアなど人気の媒体に広告を配信できる

全ての広告に言えることですが、広告を運用する上で重要なのは、より多くのターゲットに広告を見てもらうことです。

GoogleやYahoo!、TwitterやInstagram、LINEなどのSNS、YouTubeやユーザー数の多い有名なメディアに広告を配信することができれば、その効果は高まります。

インターネット上で人気の高いサイトに広告を配信することができれば、非常に多くの人々に広告を見てもらうことができます。

web広告のメリット5つ

  1. 少ない費用から始められる
  2. ターゲットを細かく設定できる
  3. 効果測定が明確
  4. 広告内容やターゲットの変更が可能

web広告のデメリット3つ

web広告は上記のようなメリットがありますが、デメリットもあります。

web広告の種類によって異なりますが、おおよそ以下の3つが挙げられます。

1.キーワードによって費用が高額になる

比較的低コストで始めやすいweb広告ですが、リスティング広告など、設定するキーワードによっては想定よりも広告費が高くなってしまうことがあります。クリック1回あたりの広告費=クリック単価は、競合が多いキーワードほど高額になるからです。

クリック単価を抑えるには、費用対効果の高いキーワードの選定や、広告やランディングページの品質を上げる施策が必要です。

2.運用には専門スキルが必要

メリットで述べた通り、web広告は効果測定しながら、広告の内容や、ターゲット設定を変えることができます。

しかしその反面、効果的に運用するためには相応のスキルが必要です。web広告は種類が豊富でそれぞれのターゲット設定も違うため、広告の種類に応じて、多角的に運用できる専門スキルが必要になります。

3.検証を繰り返し長期的に成果を高める必要がある

web広告は、仮説を立てて実行し検証する、の繰り返しです。

最初から、期待通りの十分な広告効果を得られない場合もあります。

最大の効果を出すためには、広告物(クリエイティブ)など、特定の要素を変更したAパターン、Bパターンを作成し、ランダムにユーザーに表示し、それぞれの成果を比較する「ABテスト」などで検証を繰り返し、長期的に成果を高めていく必要があります。

季節的な要因、社会情勢、ユーザーがクリエイティブに飽きたなど、様々な要因でweb広告の成果は変わります。

このような専門スキルに加え、何度も分析を行う忍耐力が必要です。

web広告のデメリット3つ

  1. キーワードによって費用が高額になる
  2. 運用には専門スキルが必要
  3. 検証を繰り返し長期的に成果を高める必要がある

まとめ

従来の新聞や雑誌広告、テレビやラジオCMなどの4マス広告では、広告効果が測れないというのが大きな課題でした。また、クリエイティブ(広告物)を変えるごとに出稿料が発生するため、一度出した広告物は簡単に変更できません。

web広告では、ターゲットを絞ることで無駄打ち無く広告を配信でき、効果測定しながら、出稿途中でも設定を変更することができます。

その一方で、広告効果測定ツールを使いこなし、効果が出るまで、仮説を立ててABテストを繰り返し、PDCAサイクルを回し続ける必要があります。

web広告運用には、そういった人的リソースも必要になります。

これだけwebが浸透している現代においては、広告を運用する上で、web広告の知識は欠かせないものです。

web広告の種類は豊富です。

web広告のメリット・デメリットを学んだうえで、自社の商品やサービスに合うのが、どの種類なのかを検討しましょう。

次回はweb広告の種類について紹介します。

ではではー。